切削工法とは
切削工法とは、舗装の延命を図る予防的修繕工法であり、アスファルト舗装の表面に連続的に凸凹が発生し、平坦性が極端に悪くなった 場合などに、その部分を切削機により削り取り、路面の形状とすべり抵抗性を回復させる工法です。
切削工事は大きく分けて、路面切削工と切削オーバーレイ工との2工種があります。路面切削工は既設アスファルト 面を切削し端部を摺り付けた後、道路開放し、後日舗装します。切削オーバーレイ工は切削から舗装までを即日仕上げる工法です。この他に、 帯状切削(3㎝以下)という路面のこぶを切削開放する工法や、通信管路を設置するための溝切り切削という特殊な工法もあります。
路面切削の現場状況(動画)
北海道開発局 すすきの 国道36号 切削 ロードカッター
切削工法の使用現場
・アスファルトの表面に連続的または断続的に凸凹が発生し、平坦性が極端に悪くなった場合、
その部分を切削機で削り取って再舗装し、路面の形状とすべり抵抗性を回復させます。
・橋梁や高架道路などで荷重制限の関係でオーバーレイができない場合、
劣化した部分を切削機で削り取り再舗装します。
・道路にオーバーレイを重ね、これ以上オーバーレイができなくなった場合、
切削機で削り取り、新たに再舗装します。
・橋梁部の取り付け部が不等沈下した場合、その部分を切削機で削り取り、再舗装します。
・タイヤチェーンで叩かれたりして路面が局部的に破損した場合、
切削機で破損個所を部分的に削り取り補修します。
・舗装面に轍(わだち)掘れがある場合、高く盛り上がった部分を切削機で削り取り、
交通開放します。
切削工事の施工手順
路面切削工・切削オーバーレイ工法の標準的な流れは次の通りです。
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切削機の種類
主な切削機です。