技術情報

三次元マシンコントロール 路面切削機 3D-MC路面切削機による情報化施工

路面切削機に搭載したコンピューターに、3次元設計データーを記録し、自動追尾式トータルステーション(TS)により測定された機械位置データーにて、マシンコントロール(MC)をし、カッタードラムの高さを制御するシステムです。

01情報化施工02情報化施工03情報化施工04情報化施工05情報化施工06情報化施工07情報化施工08情報化施工09情報化施工10情報化施工11情報化施工12情報化施工13情報化施工14情報化施工15情報化施工

①何について何をする技術なのか?
・弊社所有の路面切削機に3次元マシーンコントロールシステムを搭載し、3D-MC路面切削機としてカッタードラムの高さを自動制御させる情報化技術を利用して、完成度の高い路面切削作業を行う技術です。

②従来はどのような技術で対応していたのか?
・事前に縦横断測量とレーザープロファイラによる道路横断の路面形状を計測し、現地盤高と切削計画高の差を舗装路面にマーキングしたものを、路面切削機のオペレータが確認し、マーキング厚さに合わせて手動でオペレーションする技術で対応していました。

③公共工事のどこに適用できるのか?
・一般道のアスファルト道路の維持・補修工事、修繕工事、構造改良工事、路面改良工事のうち路面切削工事
・高速道路等の平坦性を重視する舗装補修工事のうち路面切削工事
・空港などの精度を求められる舗装工事のうち路面切削工事

技術のアピールポイント(課題解決への有効性)

①マーキングをする準備が不要になり作業の省力化とコスト削減を図る事が出来ます。
②オペレーターの熟練度に依存せず安定した施工量と高精度の仕上りを得る事が出来ます。
③施工管理から出来形管理までの一元管理を図る事が出来ます。

新規性及び期待される効果

①どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・従来技術は、事前測量で現地盤高と切削計画高の差を舗装路面にマーキングしたものを、路面切削機のオペレータが目視で確認し、マーキング厚さに合わせて手動でオペレーションする技術で対応していました。

②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)

・既設舗装面に切削厚さを示すマーキングをする準備が不要になり、作業の省力化とコスト削減を図る事が出来ます。
・路面切削機のカッタードラムの高さと勾配は設計データーに基づき自動制御されるので、オペレータの熟練度に依存せず、安定した施工量と高精度の仕上りを得る事が出来ます。
・施工管理から出来形管理までのデーターの一元管理を図る事が出来ます。

創意工夫・社会性等に関する実施状況

平成24年度 国道5号七飯町峠下交差点舗装外一連工事
路面切削の情報化施工.pdf

情報化施工動画


路面切削 情報化施工 栗山北広島線切削清掃状況

情報化施工で路面切削機の切削作業をマシンコントロールしています
3現場目の施工となります

弊社は道内で最も早く路面切削機の情報化施工に取り組みました
今回の施工はワンマストですが、ツーマストの施工にも対応できます。


路面切削 情報化施工 島松千歳線切削状況

情報化施工で路面切削機の切削作業をマシンコントロールしています
5現場目の施工となります

弊社は道内で最も早く路面切削機の情報化施工に取り組みました
今回の施工はワンマストですが、ツーマストの施工にも対応できます。